08 Decemver 2021
Written by MST Translation

12月に入り、いよいよ冬本番の寒さがやってきましたね。

ドイツで暮らしていた頃は、この時期をとても楽しみにしていました。そういえば、当時(10代後半)周りの子供たちは、ドイツではサンタクロースの事を、ニコラウスと呼んでいました。こちらが「ん?」という顔をすると、「ああサンタクロースのことだよ」と。ニコラウスはサンタクロースの起源になっていた、実在する人物だったようです。ざっくりいうとサンタクロースの兄弟分ですね。ドイツのこども達は12月6日にもプレゼントをもらえるのです!良いですね。(ただし、悪い子にはおしおきもあります)

参照:クリスマスの有名人” (ドイツ連邦共和国大使館総領事館)

ドイツのクリスマスと言えば、「クリストキンダーマルクト」です!日本ではクリスマスマーケットと言われていますね。「キンダー」は日本語にすると「子供」という意味です。たくさんの屋台に、クリスマスにだけ手に入るおもちゃやお菓子があり、子供も大人もわくわくします。当時、我が家でも母と妹がオーナメントを集めており、毎年飾りが増えていくツリーを見ていたのもクリスマスの思い出です。

そしてクリストキンダーマルクトをより楽しむ為におすすめしたいのが、「グリューワイン」です。ドイツでは16歳からビールとワインは合法的に飲酒できる為、当時16の私もこの時期のグリューワインを楽しみにしていました。

グリューワインとはいわゆるホットワインのことです。ドイツ人の友人によると、レモン汁を入れると風味が増すのでおすすめだとか。

ドイツの冬の寒さは、外に出て鼻をすすると鼻水が凍るとか、マイナス30℃を記録するとか色々聞いたことがあるかもしれませんが・・・大体本当です。(個人の体験に基づきます)そんな寒空の下、「グリューワイン」で暖まりながら、ぷらぷらとミュンヘンのマリエンプラッツあたりを友人と歩きまわりました。文化・国籍を超えて、青春時代によくある独特の語り合いをした良き思い出です。

クリトキンダーマルクトが去年、今年と中止になってしまったのはとても残念なことですが、またいつか旧友とともに楽しみに行ける日を心より願っています。

さて、次回は「おうちクリスマスの楽しみ方」&キンダーマルクト限定販売のオーナメントもご紹介します♪

MST Translation 代表M

ドイツ、イギリス、オーストラリアで、約10年生活していました。現在は日本にて在宅ワークで翻訳業の傍ら、バリキャリ妻に代わって主夫業、子育てを兼業。海外生活時の体験談など、のらりくらりと書かせて頂ければと思います。海の向こうの世界に行くことが中々難しくなってしまいましたが、また皆が笑顔で行き来出来ることを願って。